スポーツ異聞

平昌五輪いよいよ「危機」…スポンサー集まらず、五輪後の再利用も未定「200%失敗する」

 さらに深刻な問題は、運営費が捻出できないという点だ。インフラ関連予算を除く大会運営予算は2兆540億ウォン(約2259億円)を計上し、このうち8530億ウォン(約938億円)をスポンサー契約で賄う計画になっている。ところが、今のところ、契約数は4社のみ。目標の30社にはほど遠い惨状だ。

 組織委は13、14年の協賛費収入をそれぞれ175億ウォン(約19億円)、675億ウォン(約73億円)と予想した。実際、13年は収入ゼロ、14年は35億ウォン(約4億円)で、事前予測の5.2%にとどまる。このため、13年は110億ウォン(約12億円)、14年は105億ウォン(約11億円)を政府や関連機関から借り入れた。

 背景には、組織委のスポンサー募集の消極的な姿勢があると指摘される。だが、組織委は「現在2~3社の企業と交渉しており、今年第1四半期のうちに契約が実現するものと期待している」と願望を語るほど。危機感はあまり感じられない。

 朝鮮日報は「これほど大規模なスポンサー募集問題を組織委が単独で解決するのは難しいのではないかという声が出ている」と伝え、漢陽大教授は「司令塔が存在しないのが問題だ。政府が主導的な役割を担う必要がある」と指摘。結局、政府が乗り出さないと問題は解決しないという無責任体質を露呈している格好だ。

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