後藤健二、湯川遙菜両氏が殺害されたIS人質殺害事件、2月8日の読売新聞世論調査では「最終的責任は本人にある」が83%に達した。
『週刊ポスト』(2・27)はこのことがよほどお気に召さないらしい。「『イスラム国人質事件』が露わにした大新聞ネトウヨ化の醜さ」でこう書く。
〈自己責任は助けなくていいなら、例えば失火で火事になり焼け死にそうになっている国民には消防車も救急車も呼ばなくていいことになる。自殺を図って病院に運ばれた患者は、もちろん治療しなくてよい。違法建築の家が大地震で潰れたら、そのまま生き埋めにしておく〉
それとこれとは話が違うだろう。
続けて読売テレビの人気キャスター辛坊治郎氏がヨットで太平洋横断を試み遭難し、自衛隊に救助されたことまで、〈助けなければ良かったのか〉。
日本政府が「自己責任」と言って放置したわけではあるまい。こういうのをためにする議論という。後藤健二氏自身、出発前、「何があっても自己責任」と言い残しているではないか。
たとえ移民を認めねばならないとしても「居住区だけは、白人、アジア人、黒人というふうに分けて住む方がいいと思うようになった」。
曽野綾子さんが産経コラムで書いた「労働力不足と移民」に南ア駐日大使が抗議、海外メディアは「アパルトヘイトを称賛」と批判し、ネットも炎上している。
『週刊文春』(2月26日号)が早速、曽野さんにインタビュー。