産経抄

2月21日

 ▼阪神大震災では初動が大幅に遅れ、オウム真理教による地下鉄サリン事件を防げなかった村山首相は、社会党が政権を担当した記念にどうしても「植民地支配と侵略」を謝罪する談話を出したかった。それが証拠にごく一部の取り巻きだけで秘密裏に作成し、談話発表から5カ月もたたずに首相の座を投げ出している。

 ▼村山談話によって、対中韓関係は、良くなるどころか険悪になった。失敗作は見直すのが当たり前だが、一部の方はなぜか慎重だ。理屈を曲げて謝れば、よりこじれるのは、慰安婦問題が雄弁に物語っている。ことに有力政治家は、物事の経緯、道理をちゃんとわきまえて行動していただきたい。二階さん、あなたのことですよ。