第一パン、国内原料で「日本の食パン」 新潟県産米粉で「もっちり」

 第一屋製パン(第一パン、東京)は国内原料を95%使用した「日本の食パン」を発売した。県産米粉などを10%使用したことで、日本人の好む「しっとり」「もっちり」とした食感が通常の小麦のパンより楽しめるようになったという。

 同社は、消費者から「なるべく外国産原料を使わないパンがほしい」との要望を受け、平成25年12月から、開発に取り組んだ。試行錯誤のうえ、県産米粉のほか、北海道産小麦「きたほなみ」、秋田県産米ピューレなどを使い、「日本の食パン」を完成させた。

 米粉と米ピューレを合わせて原料の10%を占めており、同社は、県が進める輸入小麦で作った小麦粉の10%を国産米粉に置き換える「R10プロジェクト」の応援企業としても登録している。

 米粉を使った場合、小麦だけのパンより乾燥したり硬くなったりしやすいのが欠点とされる。同商品に使われる米粉は、加水分解後に微粉末化されているため、「しっとり」「もっちり」の食感が長持ちするようになったという。

 また、国産原料を95%使用することで、「安全安心」もセールスポイントになると強調。同社の門脇宜人社長は「アベノミクス後、価格が高くても価値に合った商品であれば買ってもらえるようになっている」と述べ、食の安全に関心が高い層にも訴求できるとしている。

 同社は6枚切りサイズの3枚入りで、138~148円(税別)を想定しているが、国産小麦100%のものと比べても価格が高くなることはないという。

 県内を含む関東・甲信越の一部地域で発売中。1年後には月間売り上げ3千万円を目指しており、「息の長い商品として販売していきたい」(同社)と期待している。