箕面市役所敷地に交番 大阪府内初「安心拠点へ」5月開設

 箕面市役所の敷地内に、箕面署の「牧落交番」が新築、移転することになり、建設が進んでいる。市が建設主体で、場所は市民が訪れる本庁舎の真ん前。府内には65警察署と約600カ所の交番・駐在所があるが、交番が市役所敷地内に建てられるのは初めて。5月には交番として警察官が詰めるようになる。市は近くにまちおこしの拠点をつくる予定で、市役所と交番のコラボレーションで、市役所周辺を観光と「安全・安心」の拠点にしたい考えだ。

 箕面市役所は同市西小路にあり、阪急箕面駅の南約800メートルの市中心街にあたる。ここから約60メートル離れた場所に現在の牧落交番があるが、建物が老朽化。市は、市民らが集まる市役所そばに交番が立地すれば、防犯上も効果があるとして、市役所敷地約170平方メートルを整備して新交番を建設、府警に無償貸与する形で移転することになった。

 新しい牧落交番は市役所前の交差点に面した部分に建てられ、よく分かる白い壁が特徴。鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積117平方メートル。1階の執務室と仮眠室やパトカーの駐車場などがある。5月からは3人の警察官が業務を始める予定。

 一方、現在の牧落交番と隣の倉庫を市が活用し、まちおこしの拠点施設をつくることを計画。今後、詳しい内容を詰めていく。

 平成26年度の市当初予算で事業費は約6千万円。市が建設主体となっているが、うち市の負担は約956万円で、残りを国と府の補助金でまかなう。

 箕面市は、人口約13万5千人の緑が豊かな住宅都市。凶悪事件は多くないが、最近は還付金詐欺被害のほか、不審者による子供の声かけ事案などが発生しており、箕面署は金融機関との連携や、防犯カメラの設置に力を入れている。

 新牧落交番について、府警本部と箕面署は「地域に根ざし、市民に親しまれる交番にしたい。相談事があれば、どんどん訪れてほしい」としている。

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