島根原発、冷却水漏れに備え今春から地下水対策工事

 中国電力は12日、島根原発(松江市)の原子炉格納容器が破損、原子炉内の冷却水が建物外に漏れ出した場合などに備え、敷地周辺で今春から地下水対策工事を始めると発表した。半年程度で完了する予定で、対策後の1、2号機周辺の地下水量は4分の1に低減される見通しという。

 東京電力福島第1原発事故を受けた独自の取り組み。原子炉建物周辺は、地下にある既設の止水壁で止水構造となっており、地下水は壁の両サイドにあるサブドレンピットと呼ばれる井戸5カ所に流れる仕組みになっている。

 対策では、配管などでできた止水壁の隙間を埋めるためセメント状の薬液を注入して地盤を固める。

 また、止水壁で取り囲んだエリア内の地下水位が上昇しないよう、新たに揚水井戸3カ所を設置する予定。

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