和歌山小5殺害

「やはり近所の人間」事件から一昼夜、急展開の捜査

 小さな命が奪われた凄惨(せいさん)な事件の発生から丸一昼夜。和歌山県紀の川市の市立名手小5年、森田都史(とし)君(11)が刺殺された事件で、県警は6日夜、殺人容疑で現場付近に住む20代男の逮捕状を取った。「やはり近所の人間がかかわっていたのか」。急展開を見せた捜査に地域では動揺が広がる一方、森田君との面識の有無など真相解明を望む声が聞かれた。

 関与が疑われている20代男の家は、森田君が刺された空き地の西北。刺殺した男が逃走したとみられる経路を進んだ先にある。

 男の自宅の家宅捜索は6日午後11時15分に始まった。捜査車両が停止し、数人の捜査員が男の自宅に入った。周囲には大勢の報道陣が詰めかけたほか、近所の人たちも不安そうな表情で見守り、警察官が近づかないよう呼びかけていた。

 「まさか、という思い。びっくりした」

 近くに住む男性(70)は急転直下の捜査の動きに驚きを隠せない。20代男についても知っているといい、「玄関にいるところをたまにみた。棒みたいなものを振り回してトレーニングしていた」と話した。 近所の別の男性(67)も、テレビの一報を見てたまらず様子を見に外に出た。「もし解決につながるのであれば、一息つけるのだが」と今後の展開に期待した。