日本の議論

「俺と父親どっちが大事なんだ!」暴言、無視、「ジョージ・美佳離婚騒動」で顕在化「モラハラ」の深刻さ

 また、加害者側に非がある場合でも何とか相手の非を探し、相手が謝るまで責め続ける。最終的には被害者が「自分が悪い」と思い込むようになり、責任を背負い込み、モラハラ被害を訴えられなくなるという。

被害に気がつくことが重要

 太田さんもモラハラ被害に遭いながら「自分が悪い」「自分の努力が足りない」と思い続けたという。一方、夫に何度も「あなたの言動や行動、思考回路は正常じゃない」と指摘したが、その度に言い訳をされたり、話しをすり替えられたりして、問題の解決にはつながらなかった。

 太田さんは日本に一時帰国し1人で子育てをする中、偶然手に取った本でモラハラのことを知った。そこに書かれていた「人を傷つけられずにはいられない」という言葉が夫に当てはまることに気づき、自身をモラハラ被害者であることを認識したという。

 一度、夫と離婚したが、その後、同じ人と再婚。現在はモラハラが改善した夫とカナダで一緒に暮らし、モラハラカウンセラーとして被害者の相談にあたっている。

 太田さんはモラハラを克服した経験から、「モラハラの被害を受けていることに気がつくことが重要」と指摘。被害者に「もしも今、辛い、苦しい、悲しいことが多いと感じるのであれば、人生を変える『カギ』を手に入れてることに気づいてほしい」と呼びかけている。

会員限定記事会員サービス詳細