イスラム国事件

山本太郎氏、決議棄権で釈明 「日本に責任ないのか?」「テロとの戦いに巻き込まれる」

 「そして、それだけじゃなく、この文章は、この決議案に対する英訳文も必要だと思った。英訳文も一緒につけて出すべきだと。というのは、やはり事の発端、人質事件、拘束された日本人が殺されるという引き金を引いたのは、やはりこの翻訳の問題という部分も出てくると思う。国会でも取り上げられているが、皆さんご存じの通りだ。そういうところのボタンの掛け違いであったり、そういうものをなくすためには、やはりこれとともに英訳されたものを同時に出すべきではないかという提案をした」

 「そして、もう1点あるが、この文章(決議)の後半にある、ヨルダンをはじめとする関係各国。確かに日本政府というか、対策本部的なものをヨルダンに置かせていただいたという部分はあるかもしれないが、実際ヨルダンは、もうすでにISによるパイロットの処刑、その部分に関しても空爆というものを始めるというような状況に至っている中で、このヨルダンを支持しますという状況になった場合に、よりテロとの戦いという部分に、この国が巻き込まれてしまう可能性があるんじゃないかと。そういう意味で、関係各国ということにとどめるということはできないだろうかという話だった」

 「この3点だ。1つは、この事件の検証およびイラク戦争に対する総括であったり、過去を振り返っての総括という部分が文言として必要じゃないかと。もう一つは英訳したものが必要じゃないかと。もう一つは特定の国名を記すことによって、有志連合というところと距離がとれなくなるんじゃないかと。すでに事実上、有志連合に入っているという状況にされているが。ホンマに国内でテロを起こさないという強い思いがあるならば、距離をとる必要はあるのではないかという考えだ。賛同はできないということで退席をしたということになる」

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