熊本県がくまモン主演PR短編映画 上映支配人1000人募集

 熊本県のキャラクター、「くまモン」主演の県PR短編映画を、家庭や職場で上映するプロジェクトが進められている。映画はくまモン生みの親で知られる放送作家、小山薫堂氏(50)が総監督を務める。作品に期待が高まる中、県内の広告関係者でつくる上映委員会が小さな映画館の支配人を募集している。(谷田智恒)

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 県のPR短編映画は九州新幹線が全線開通した平成23年に第1弾が制作された。単なる観光地紹介でなく、熊本に暮らす人々に光を当てた約17分のドキュメンタリー映像で、アジア最大級の国際短編映画祭の観光映像大賞を受賞するなど高い評価を受けた。

 今回制作する続編のタイトルは「くまもとサプライズフィルム~くまもとで、まってる。II」。約20分の作品となる予定で、県が小山氏に総監督を依頼、県内の5テレビ局も協力している。

 小山氏は「くまモンが4年ぶりに会いにいくというスタイルを取りながら、幸せとは何かというテーマがほのぼのと伝わるような作品にしたい」と語った。

 一方、作品の上映は、県民が提供した場所を「くまモン座」と名付け、提供者が支配人となって上映する方式で行われる。「一緒に映画を見たい」と思う友人や仲間を、個人宅や職場に招待する「映画館ごっこ」をイメージしているという。個性豊かなもてなしで熊本の魅力を広げる。

 小山氏の発案で、かつてカラーテレビが普及し始めた頃、隣近所の人たちも集まってテレビに見入り、そこで生まれたコミュニティーを目指すという。

 くまモン座は総支配人をくまモンが務め、1千館の開設を目標に取り組む。

 くまモン座の支配人になるには、登録料1万円が必要で、上映する短編映画のDVDとポスター、招待チケットやパンフレットなどをセットにした「開業キット」が託される。

 短編映画のお披露目は3月に開催される「くまモン誕生祭」を予定。応募は、くまモン座のホームページなどで受け付けている。問い合わせは上映委員会事務局(電)096・319・8011。

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