宅配便で家電回収 さいたま市、業者と協定

 使わなくなった小型家電の回収量を増やそうと、さいたま市は2日、宅配便を利用して小型家電を回収する事業を行うリサイクル会社「リネットジャパン」(愛知県大府市)と協定を締結した。市は従来の回収方法を維持しながら、同社の回収事業も公式サイトや広報誌で紹介する。

 市によると、同社の回収事業は、希望者が不要になったパソコンなどの小型家電を箱(縦、横、高さの合計が140センチ以内)に詰め、同社の公式サイトから希望日時を入力すると、宅配業者が自宅を訪問し箱を回収する。家電リサイクル法対象の家電などを除く約400品目が対象で、料金は1箱880円(税別・送料込み)。重さが20キロ以下なら何点でも詰められる。

 パソコンの回収を依頼する際には、無料のデータ消去ソフトを同社の公式サイトから使えるほか、同社に有料で消去を依頼できる。

 市は昨年1月以降、図書館などの公共施設50カ所に小型家電の回収ボックスを設置し、無料で回収してきたが、投入口に入らないものや個人情報が入ったパソコンなどは回収率が悪かった。直接持ち込める市内4カ所の環境センターはいずれも市郊外にあり、市民から「持っていけない」といった声が上がっていた。

 協定を締結した清水勇人市長は「『都市鉱山』と呼ばれる小型家電の回収が進み、燃えないごみの量が減ることに期待する」。同社の黒田武志社長も「市民の方に積極的にリサイクルを促せたら」と語った。

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