選管の票水増し問題 仙台市民オンブズマン、条例改正と辞職を要求

 昨年12月の衆院選と最高裁判所裁判官の国民審査の開票で仙台市青葉区選挙管理委員会が票を水増ししていた問題を受け、仙台市民オンブズマンは30日、奥山恵美子市長と市・区選管委員に申入書を提出した。甫守(ほもり)一樹弁護士は「委員は報酬に見合った職責を果たしていない」と強調し、市選管委員の報酬を定めた条例の改正や、市・区選管委員の辞職などを求めた。

 オンブズマンは市選管委員が、他の政令市の委員と比べ高額な報酬を得ていることを挙げ、奥山市長に報酬を月額から日額へ移行する条例に改正するよう訴えた。過去に選管委員の報酬をめぐる訴訟で、市側が「選管委員は高度な専門性を有する」「重大な職責」などと額の妥当性を主張したことを紹介。さらに、今回の問題を受けた議員協議会で奥山市長が「委員長は非常勤で、選挙実務に精通していない」と答弁したことを挙げ、「矛盾している」と指摘した。

 市・区選管委員に対しては報酬の返還や辞職を要求。申し入れを受け取った中尾忠昭市選管委員長は進退については明言せず、「検討したい」と述べるにとどめた。

 申入書の回答期限は2月13日。

 ◆第三者委設置、来週にも発表

 市選管が設置する再発防止策を練る第三者委員会について、木村純一市選管事務局長は30日、候補となっている委員から内諾があったことを明かした。来週にも正式発表される。

 第三者委は学識経験者と弁護士、他自治体での選挙実務経験者の3人で構成される予定。過去10年分の市内で行われた選挙に関する再調査結果も、来週にも公表されるという。

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