群馬大の元教授「諭旨解雇相当」 採用時に不正論文提出

 群馬大学は22日、採用時に不正な論文を研究業績として提出したとして、同大生体調節研究所に勤務していた40代男性の元教授=昨年8月末退職=を15日付で諭旨解雇の懲戒処分が相当とする決定をしたと発表した。

 同大学によると、元教授は以前、論文に不適切な画像を使ったとして問題となった東京大分子細胞生物学研究所の加藤茂明元教授の研究室で特任講師を務め、筆頭著者として発表した3本の論文について東大から昨年末、「自ら捏造(ねつぞう)・改竄(かいざん)を行った」と不正を認定された。

 元教授はこの3本を含む計37本の論文を教授応募時の平成21年8月に群馬大に提出。同大の調査委員会は昨年8月、本人に聞き取りを申し入れたが応じず、書面で「不正の認識はなかった」と弁明したという。

 同大は「すでに辞めた教職員に懲戒処分はできないため、懲戒処分相当の措置とした。退職金は昨年8月に支払った」と説明した。