現在システムメンテナンス中です

会員記事の閲覧など一部サービスがご利用できません。
ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。

2月27日(日)午前5時頃まで

サービス再開時間が前後する場合があります。

→詳細へ

正論

混乱の時代に国家の意義見直せ 新潟県立大学教授・袴田茂樹

世界は動乱の世となった。中露の大国主義と主権侵害、イスラム過激派の世界秩序への挑戦やテロ活動、欧州連合(EU)内の混乱と国家対立、これら諸問題に対する国連や米国の無力などは大方の予想外だった。近年は「グローバル化が進展する脱近代(ポストモダン)の21世紀には、近代(モダン)の国民国家とか主権や領土は意味を失う」という論が主流となったが、現実は逆だった。今や、主権国家の役割やその意義を見直す時だ。

国際秩序の混乱生む曖昧状況

1992年にF・フクヤマは『歴史の終わり』を著した。これは、根本的な対立の歴史は終わったという意味で、「今後は伝統的な主権国家の諸特徴の多くは消滅する」と予想した。そして、欧州共同体こそが歴史の終わりを象徴すると称賛し、ロシアはかつての拡張主義を捨て「小さなロシア」を選んだと言う。冷戦後欧州で国家主義(ナショナリズム)の抗争が高まる可能性もあるがそれは東欧やバルカンのことで、中国も経済主義的になって大国主義への回帰はないと予測した。しかし現実はこれら楽観的予測をほとんど裏切った。

ランキング

  1. 【正論】私が若い頃から保守だったわけ エッセイスト・動物行動学研究家 竹内久美子

  2. 【一筆多論】拒否権が弄ばれた挙げ句 内畠嗣雅

  3. 【産経抄】5月17日

  4. 【主張】コロナ対策の強化 司令塔への権限集中を 病床確保は強制力伴う措置で

  5. 【主張】免許更新制の廃止 教員の資質向上策明確に

  6. 【風を読む】シェルター整備は首相の務めだ 論説副委員長・榊原智

  7. 【正論】周到な「聖徳太子抹殺計画」 次期指導要領案は看過できない 拓殖大学客員教授・藤岡信勝

  8. 【正論】ウクライナ人の「決意」に学べ 防衛大学校教授・神谷万丈

  9. 【正論】プーチン大統領は「A級戦犯」か 東京国際大学特命教授・村井友秀

  10. 【湯浅博の世界読解】ロシアの戦略的な敗北シナリオ

会員限定記事