「過激派テロ、最終的に打ち負かす」米英首脳が結束確認 サイバー攻撃、イランでも核問題でも協力

 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は16日、英国のキャメロン首相とホワイトハウスで会談し、フランスの風刺週刊紙銃撃などの連続テロ事件を受け、イスラム教過激組織による脅威にともに立ち向かうことを確認した。テロリストによるサイバー攻撃への対策を強化していくことでも一致した。

 オバマ氏は会談後の共同記者会見で連続テロ事件が「悲劇と破壊をもたらしている」と指摘。過激組織によるテロの脅威を「最終的に打ち負かす」との決意を述べた。キャメロン氏は「われわれは、イスラム教を曲解して紛争やテロを起こそうとする有毒で狂信的な思想に直面している」との認識を示した。

 両氏は過激組織によるサイバー攻撃に対し、重要なインフラへの攻撃を防ぐため情報共有などで両国の協力を拡大していくことで一致した。米英両政府は、米国が北朝鮮によるものと断定したソニー米映画子会社へのサイバー攻撃を踏まえ、合同演習などを実施することで合意した。

 一方、米英両首脳はイラン核問題での協力も確認。米議会で、核協議が不調の場合にイランへの制裁を強化する法案を提出する動きが超党派で出ていることに自制を求めた。

 オバマ氏は共同記者会見で「議会は忍耐を示すべきだ」と主張。上下両院を通過した場合、大統領の拒否権を発動する考えを示した。キャメロン氏も個人的に米上院議員に電話で自制を促したことを認め、オバマ氏に同調した。