こうしたネット上の声を意識したのか、上海の警察当局は犠牲者36人の氏名を公表。大半は10代から20代の若者で、最年少は12歳の少年だった。
結局、事故原因は?
上海警察は事故後、現場で割引券がまかれていたのが事故原因との見方を明確に否定した。監視カメラを確認したところ、事故の十数分後、現場から約60メートル離れた場所で、数十枚の現金に似た紙がばらまかれ、多くの人が拾い集めている様子が写っていたという。ただこの情報も、一部ネットユーザーの不信を加速させた。
「事故があった直後に金券をまくなんて、火に油を注ぐようなものじゃないか」
「金券をまいたバーは誰が開いてるんだ」と高官とのつながりを疑う声も。
「なら結局、事故原因はなんなのだ」という声に、いまだ明確な回答はない。