ネットユーザーの間では、中国で大規模な事故や天災が発生した際、当局に責任が及ばないよう犠牲者の数を抑制し、35人を大きく超えて発表することはないとの認識が広がっているためだ。
「35、35、永遠の35」
「本当の数字が知りたい」
「あんなに人が多い現場で、ちょうど35人だって?」
「35人を超えてはならない、これは決まりなんだ」
その後、警察が犠牲者の数を1人増やすと、「ついに36になった!」と反応するユーザーが相次いだ。
「実際の犠牲者は70人余りだが、上海市のトップが恐れをなして35人にした」。こうした真偽不明の書き込みまで出現。1993年から2011年まで、中国で発生した大事故や人災約40件の犠牲者が33~35人と発表されていることを示すリストまで出回った。