【スリランカ大統領選】前保健相が現職破り勝利 中国依存を「浅はかな外交」と脱却目指す(1/2ページ) - 産経ニュース

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スリランカ大統領選

前保健相が現職破り勝利 中国依存を「浅はかな外交」と脱却目指す

 【コロンボ=岩田智雄】スリランカ大統領選で、現職のマヒンダ・ラジャパクサ大統領(69)に対抗して出馬したマイトリパラ・シリセナ前保健相(63)が9日、得票率51.28%でラジャパクサ氏(47.58%)を破り、初当選した。9日夜、新大統領に宣誓就任した。シリセナ氏は、就任式で「100日以内に社会と経済、政治を変革させる。すべての国や国際機関と密接な関係を結び、外交を強化したい」と宣言した。

 8日投票の大統領選は、スリランカ自由党(SLFP)党首で現職のラジャパクサ大統領と、自由党の前幹事長で大統領に反旗を翻して新党、新民主戦線(NDF)から野党統一候補として出馬したシリセナ前保健相による事実上の一騎打ちになっていた。

 シリセナ氏はラジャパクサ氏の親族登用や大統領への権力集中、汚職体質を強く批判してきた。

 中でも、外国支援を受けた道路建設事業などで、借入金の大半が一部の人間の懐に入り、スリランカは国民の孫の世代になっても借金を返済し切れず、土地は担保として外国人の手に渡るとしていた。名指しこそしていないが、「真珠の首飾り戦略」を通じ、スリランカなどインド洋周辺諸国の港湾整備を支援している中国を念頭に、援助の在り方を非難した形だ。