原油安直撃で米シェール企業が破綻 採算割れで関連企業の淘汰始まる

 米石油サービス会社ベーカー・ヒューズによると、リグと呼ばれる掘削施設の数は2日現在で1482基で、昨年10月から減少傾向をたどっている。また昨年末にはメキシコ湾での石油開発を手がける企業が300人超の従業員を一時解雇するといった動きも報じられており、開発の手控えが広がっているかたちだ。

 一方、シェール開発企業は負債返済のための資金を確保するためには「薄利多売になっても生産を続ける必要がある」(市場関係者)との見方もある。また資金力のある一部の企業は今後も生産を続ける余力があり、シェール企業の淘汰は始まったばかりの段階でもある。

 原油安の背景には、米国の生産増のほか、昨年11月末にサウジアラビアが主導する石油輸出国機構(OPEC)が減産を見送ったことも大きい。サウジにはOPEC加盟国の財政悪化を受け入れてでも、原油安で米国のシェール企業を追い込む狙いがあるともされ、今後も原油価格の水準をにらみながらの我慢比べが続きそうだ。

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