ビジネス解読

「月に太極旗をはためかせる」朴槿恵大統領公約の韓国悲願「ロケット開発」の冷ややか理想と現実 人工衛星「宇宙迷子」のショック

【ビジネス解読】「月に太極旗をはためかせる」朴槿恵大統領公約の韓国悲願「ロケット開発」の冷ややか理想と現実 人工衛星「宇宙迷子」のショック
【ビジネス解読】「月に太極旗をはためかせる」朴槿恵大統領公約の韓国悲願「ロケット開発」の冷ややか理想と現実 人工衛星「宇宙迷子」のショック
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 「2020年には月に太極旗がはためくだろう」-。12年12月の韓国大統領選で、朴槿恵候補がぶち上げたこの公約は、「大気のない月で?どうやって?」といういじわるな突っ込みとともに、今も韓国ウオッチャーの語り草となっている。

 朴氏の言葉を額面通り受け取れば、韓国は2020年、つまり東京で五輪・パラリンピックが開かれている年に月面着陸を目指し、世界の度肝を抜こうとしている、ということになる。国際社会には軽く受け流され、日本でもほとんど報じられることはないが、計画自体は朴政権の中で脈々と受け継がれてきた。

韓国5000年の歴史で初の快挙?

 まずは、韓国政府が描く宇宙開発戦略を念のため、おさらいしておこう。

 17年12月、独自開発のロケット「KSLV-2」を試験発射▽19年12月と20年6月に本体打ち上げ▽そして、同年中に無人月探査船を飛ばし、月面にいたる-というのがおおよその青写真だ。これに加え、中央日報の報道によると、韓国・国家宇宙委員会は昨年11月26日、「30年以降に火星と小惑星探査に乗り出す」と発表している。

 随分と話が大きいが、まあ夢はでっかいほうがいい。いや、他国の人間がそんなことを言うのは失礼かもしれない。韓国国民にとっては、宇宙開発は決して夢物語ではないのだ。

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