味の素、ガーナで妊婦向け栄養食販売へ アフリカ本格展開に布石

 味の素が妊娠中や授乳期の女性向け栄養食を、平成27年中にもアフリカ・ガーナで販売することが5日、分かった。ガーナは貧困や栄養不良の問題が深刻化している。味の素はダイズなど現地の食材を配合した栄養食を安く販売し、アフリカでの本格的な事業展開の布石とする方針だ。

 味の素は、技術関連の国際支援組織「ドイツ国際協力公社(GIZ)」と共同で、栄養食の開発を進めている。地元の食材に含まれるアミノ酸をもとに、妊産婦の栄養状態を改善する廉価な食品を作る考えだ。

 また、製品化にあたっては現地の中小食品メーカーに生産を委託する。非政府組織(NGO)の協力などを得て、1食10円ほどで売り出し、将来的には年間4千万食規模に販売を拡大するという。

 ガーナで一定の販売を確保することで、味の素の名をアフリカの新興国に浸透させ、将来の本格展開の下地にする。味の素はエジプトやコートジボワールなど5カ国に拠点を持つが、新興国を含むアフリカ全土での展開はこれからだ。将来的には他のアフリカ諸国やインド、東南アジアなどへの販路拡大も検討する。

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