映画オタク記者のここが気になる

中国が横ヤリ? 台湾の映画祭で無冠だった日台絆の作品「KANO 1931海の向こうの甲子園」

【映画オタク記者のここが気になる】中国が横ヤリ? 台湾の映画祭で無冠だった日台絆の作品「KANO 1931海の向こうの甲子園」
【映画オタク記者のここが気になる】中国が横ヤリ? 台湾の映画祭で無冠だった日台絆の作品「KANO 1931海の向こうの甲子園」
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 年が明けた。新年早々いきなりだが、お気に入りの作品が24日に公開される。台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」だ。

 上映時間3時間5分の長尺にもかかわらず、面白くて2回鑑賞した。日本の統治下にあった1931年の台湾で、日本人、中華系台湾人(漢人)、台湾原住民でつくる混成チーム「嘉義農林学校野球部」(KANO)が甲子園の決勝まで勝ち進む実話の映画化。昨年2月に台湾で公開され大ヒットし、9月には台湾史上初となるアンコール公開も行われた。

 エースピッチャーの呉を演じたツァオ・ヨウニン(曹佑寧)をはじめ、選手役はみな5年以上の野球経験があるものの演技は未経験者。メガホンをとったのが少年野球の経験者というマー・ジーシアン(馬志翔)監督なので、野球の場面に嘘がない。プロデューサーは、「海角七号/君想う、国境の南」(2009年)や「セデック・バレ」(13年)で日台の歴史的な絆を繊細かつ重厚に描いてきたウェイ・ダーション(魏徳聖)監督。「KANO」の制作も日台混成チームでとの思いから、野球部監督に永瀬正敏、その妻を坂井真紀らが演じ、エンドロールに流れる印象的な主題歌「風になって~勇者的浪漫」を「海角七号」に出演した中(あたり)孝介ら日台のミュージシャンがコラボする、正に両国の絆が生んだ作品というわけだ。