正直に生きる

文美月(6)取引価格を騙され、傷物をつかまされ…失敗続きの「ソウル仕入れ旅行」

【正直に生きる】文美月(6)取引価格を騙され、傷物をつかまされ…失敗続きの「ソウル仕入れ旅行」
【正直に生きる】文美月(6)取引価格を騙され、傷物をつかまされ…失敗続きの「ソウル仕入れ旅行」
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 ネットショップを立ち上げようと意気込み、商品(商材)探しのため、夫とともに韓国ソウルに渡った。でも商売経験などない「ど素人」。最初は、仕入れ先に騙(だま)されるなど失敗の連続だった。

ソウルのホテルで搾乳しながら「時間を無駄にしない」

 ラジオ番組の企画に偶然当選して得た2泊3日の韓国旅行。それを「仕入れ旅行」と称し、子供たちは両親に託して夫とソウルに向かいました。

 もっとも、意気揚々と向かったものの、初日の夜には、やはり授乳中の胸が張ってとても痛くなり、搾乳をすることになりました。その痛みを感じながら、私は「子供のためにも、時間を絶対に無駄にしてはいけない」と思いを新たにしました。

 翌日からは、2人で足を棒にしてソウルを歩き回りました。いま思うと、夫は私の起業の巻き添えのようなものでした。しかも2人とも商売の経験などなく、売る商品を仕入れるというプロ意識は十分ではありませんでした。

 ただ、韓国は、在日コリアン3世の2人が留学中に出会った場所。交渉の中身はともかく、熱心に韓国語で交渉しようとしていることに対し「日本の同胞は言葉ができないと聞くけど、2人はよく勉強しているね」と評価してくれる人もいて、うれしくもなったことを思い出します。

 しかし、いい人ばかりではありません。素人と見ると途端に足元を見てきます。

現地で仕入れたはずの品と違う傷物が…

 「これを日本で売りたいんですが…」

 「分かったよ。特別価格で販売しよう」

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