廃炉工程先送り検討 福島第1原発、除染難航

 政府と東京電力が、除染が難航する福島第1原発2、3号機の燃料取り出しの工程を先送りするなど、廃炉工程表の全面的な見直しを検討していることが30日、政府関係者への取材で分かった。廃炉で最難関の溶け落ちた燃料(デブリ)の状態も依然不明なため、複数の工法を盛り込む方針も決定。改訂する廃炉工程表は3月までに公表する。工程の改訂は2度目になるが、大幅見直しは原発の廃炉がいかに困難かを浮き彫りにした。(原子力取材班)

 廃炉工程表は平成23年12月につくられ、25年6月には1~3号機のデブリの取り出しを前倒しするなど、1度改訂している。

 しかしその後、放射性物質の飛散防止のため、1号機の建屋カバーの撤去に時間がかかるなど想定外の事例が続出。1号機の燃料取り出しは、当初の工程から2年遅れて31年度からにすることが既に決定している。

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