「畜産王国」守れ 兵庫・南あわじで口蹄疫想定し演習 - 産経ニュース

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「畜産王国」守れ 兵庫・南あわじで口蹄疫想定し演習

 牛や豚などに感染するウイルス性伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の発生を想定し、感染防止や防疫作業などの手順を確認する「防疫演習」が22日、南あわじ市広田広田の県淡路家畜保健衛生所で行われた。獣医師や農業協同組合(JA)関係者ら約50人が参加。真剣な表情で演習に取り組んだ。

 口蹄疫は感染力が強く、発生した場合、家畜伝染病予防法により農場の家畜がすべて殺処分される。今年7月、韓国で発生しており、淡路島内で発生しても、迅速な対応ができるよう同衛生所などが開いた。

 演習は2部構成。第1部の講習会では、口蹄疫の概要や発生時の防疫対応などが説明された。2部の実地研修では、参加者が実際に防護服を着用したり、車の消毒方法などが説明された。

 淡路島は「神戸ビーフ」として育成される子牛の生産地。同衛生所によると、今年2月現在、島内3市で肉用牛約1万6600頭を飼育。また、乳用牛は約6800頭、豚も約2600頭が飼われており、口蹄疫発生となれば、壊滅的な打撃を受ける。同衛生所の清水泰統副所長は「淡路島は『畜産王国』。口蹄疫発生となってもウイルスを広げず、封じ込めることができるよう、最大限の努力を」と呼びかけた。