そもそも韓国の214級は非常識な艦だった。1番艦の導入時から、艦橋と甲板を固定するボルトに規格外のものを使い、緩んだり折れたりするという致命的なトラブルが発生。これは韓国のボルトメーカーが、設計したドイツHDW社の要求した締め付け強度に達しない不良品を納入したことが原因だが、正規の強度を持つボルトに変えた後も、ボルトの緩みは直らなかった。結局、独メーカーの技術者が韓国まで出向いて補強したとされる。
こうした過去を見れば、燃料電池の不具合もドイツ側のミスではなく韓国軍の運用失敗が原因の可能性があるのだが…。いずれにしても、日独潜水艦競争に韓国が口を挟める状況ではなくなったようだ。(10月31日掲載)
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