北陸新幹線、軽井沢・佐久平・上田の長野県内3駅停車本数は維持

 JR東日本、西日本両社が19日、来年3月14日のダイヤ改正を発表したことで、金沢まで延伸開業する北陸新幹線の県内駅の停車本数が明らかになった。県内駅のうち軽井沢、佐久平、上田の3駅の停車本数が焦点となっていたが、いずれも従来通りの停車本数が維持されたことから、沿線各自治体は安堵(あんど)している。JR両社は8月27日に、北陸新幹線について東京-金沢の直通タイプ「かがやき」は1日10往復、停車駅が多い「はくたか」は同14往復、東京-長野間の各駅停車型「あさま」は同16往復と発表。ただ、「はくたか」については軽井沢、佐久平、上田3駅の1日の停車本数は明らかにしていなかった。

 今回の発表によると、「はくたか」の1日の停車本数は軽井沢駅が上り9本下り11本、佐久平駅が8往復、上田駅が9往復。「あさま」の1日16往復と合わせると、1日の停車本数は軽井沢駅が上り25本下り27本、佐久平駅が24往復、上田駅が25往復で、3駅の停車本数は「はくたか」で差はあるものの、現行通りの本数が維持された。また、長野-金沢の早朝深夜帯の利用を見込み、同区間では「はくたか」を1往復運行。午前6時11分に長野駅を出発し、午前7時38分に金沢駅に到着、午後9時35分に金沢駅を出発し、午後11時2分に長野駅に到着するダイヤが組まれた。

 JR東日本長野支社広報室は、平成28年以降のダイヤについて「利用動向を見ながら利便性をアップさせるため、どういう体系がいいのか、よりよいものを求めていく」として、各駅の停車本数の変更もありうるとの方針を示している。

 ダイヤ発表で決定した停車本数について、軽井沢町の藤巻進町長は「今後の交流人口増加に応じて停車本数の増加を期待したい」、佐久市の柳田清二市長は「利便性を求めて働き掛けた成果が出た。移住者増の取り組みを進めたい」、上田市の母袋創一市長は「現状が確保されほっとしている。来春に向けてまちづくりとおもてなしの態勢を整えたい」とコメントした。

 阿部守一知事は「既存利用客の利便性が低下しないよう強く求めてきた。県の要請を踏まえて対応いただけたが、さらなる本数を確保するため、沿線の皆さんと一緒に利用者が増えるよう努力したい」と述べた。

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