東京電力福島復興本社・石崎代表インタビュー「復興本社を来年中に移転」

 東京電力福島復興本社代表の石崎芳行氏は、福島市の福島分室で産経新聞のインタビューに応じ、「(楢葉町の)復興本社を来年中に福島第1原発の近くに移転する」ことを明らかにした。

 今年を振り返って石崎氏は「大きな動きがあった年」と総括し、賠償や除染などについて「前進した」と評価。除染については「国道6号の開通、常磐道延長などの進展の中で、東電も国、自治体とともに活動を行った」とした。

 復興への取り組みについては、延べ10万人の社員が、がれきなどの片付けなどに参加したことを挙げた上で、「浜通り地域の復興には大きな力が要るが、国や自治体とともに廃炉技術を中心とした街作りを行う『イノベーション・コースト構想』に参加した。予算が付いて具体化へ前進できた」と説明した。

 一方、今年積み残した課題には「風評被害の払拭」を挙げた。来年の目標は「誰の目にも見える復興加速を行う。被災された方の将来選択に役立てる取り組みが最大の課題。新政権とともに行う」と強調。新総合特別事業計画の遂行を挙げ、「(復興本社がある運動施設の)Jヴィレッジは2019(平成31)年までに返還する。社員の仮設寮も移転を進める」とした。(黒沢通)

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