職業も年齢もさまざま「枚方女子」の写真展

 「花歌(はなうた)」の名前で、地元・大阪府枚方市に在住、通勤している女性の写真を撮り続けている会社員、樺井良祐さん(46)の個展が、同市岡東町のサンプラザ生涯学習市民センターで開かれている。「人を通じて地域の魅力を感じてほしい」と知人の紹介などで知り合った女性をモデルに起用。その肩書きも「大学生」や「ピアノ講師」「ダンサー」など多彩で、さまざまな表情をみせた写真32枚を展示している。17日まで。

 樺井さんは京都府京田辺市出身。京都市で清水焼を作る陶芸家の仕事をしていたが、7年前、枚方市に移住。いまはフリーペーパーの編集の仕事なども手掛けている。

 一方、写真家として活動する際は「花歌」の名前を使用している。

 枚方市は人口が約40万人と、府内でも比較的大規模で、都市開発も進んでいる。一方で、樺井さんは実際に住んでみると、車が多く、地域住民同士の交流が弱体化していることを実感したという。

 「住んでいる人の魅力を発信することで、市に興味を持つ人が増え、活性化すれば」と思い、4年前から地元の女性を撮影し始めた。

 これまでに不定期で写真作品の個展を開催しており、今回が4回目。今年6月以降に撮影した32人の女性の写真を展示する。

 モデルはいずれも一般人で、年齢層も幼児から60代まで幅広い。撮影場所も、公園や団地、淀川の河川敷などさまざまで、作品では女性の職業もあわせて紹介している。

 60代の女性の写真は、撮影する際に、女性から人形作りなどで人生を充実させていることなどを聞き出し、自然な笑みを引き出している。

 また、大学生の写真は、市内の喫茶店で撮影。体育会のサークルで務めるマネージャーの活動などについて会話をしながら、リラックスした雰囲気の写真に仕上げている。

 樺井さんは「写真から伝わる地元の人々の魅力を通じ、枚方市のよさを再発見してほしい」と話している。

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