「95年時点でガス発生剤に懸念」 タカタ製エアバッグ 米紙報道

 【ワシントン=小雲規生】米紙ニューヨーク・タイムズは10日付紙面で、日本の自動車部品メーカー、タカタ製エアバッグの大量リコール(無料の修理・回収)問題で、タカタがガス発生剤として使っている硝酸アンモニウムへの懸念が1995年の特許出願書類で指摘されていたと報じた。

 同紙によると、タカタは書類のなかで、硝酸アンモニウムは温度変化で不安定化し、過度の圧力がかかると「爆発する」こともあるとしていた。ただしタカタは硝酸アンモニウムは安定化させることが可能ともし、2001年からガス発生剤としての使用を始めたという。

 1990年代半ばにタカタのシニアマネジャーだったスコット・アプハム氏は同紙の取材に対し、「硝酸アンモニウムにまつわる根本的な問題のいくつかは依然として解決されていない」と話している。

 タカタの清水博・品質保証本部シニアバイスプレジデントはこれまでの米議会での証言で、粉末状の硝酸アンモニウムを押し固める際の圧力や湿度を厳密に管理することで、安定化させることができると証言している。

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