認知症の父親の顔面を殴り重体にさせたとして、大阪府警羽曳野署は6日、殺人未遂容疑で、大阪府藤井寺市大井、無職、北村正男容疑者(59)を逮捕した。北村容疑者が日頃から父親を介護しており、「居間で大便をしたことに腹を立て殴ってしまった。介護のストレスがあった」と供述しているという。
逮捕容疑は同日午後5時半ごろ、自宅で父の一正さん(89)の顔面を平手で10回程度殴り、殺害しようとしたとしている。一正さんは意識不明のまま病院に搬送されたが、死亡が確認された。同署は容疑を殺人に切り替えて調べる。北村容疑者は一正さんと2人で暮らしていた。