衆院選2014

自民、海江田氏の地盤の東京1区に幹部を集中投下 「民主敗北の象徴区」に

 自民党は、幹部クラスが続々と民主党の海江田万里代表の地盤、東京1区に入っている。すでに、安倍晋三首相(党総裁)と菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官が公示前の11月28日と29日にそれぞれ入り、3日は谷垣禎一幹事長が党公認候補の応援に駆け付けた。まさに集中投下の様相だ。産経新聞の情勢調査によると海江田氏は苦戦しており、もし落選すれば同区は「民主敗北」の象徴となる。(沢田大典)

 「政権をとって何をするかが一致していなかったから、最後はバラバラになった。日本を成長させる政策が民主党には足りない。振り子のような政治には終止符を打ちたい」

 谷垣氏は3日夕、新宿区のスーパーの前で候補者の山田美樹氏と街頭演説し、民主党を批判。かつて東京1区を地盤としていた与謝野馨元財務相も駆け付け、「山田さんをよろしくお願いします」と訴えた。

 平成24年の前回衆院選と比べて野党間の候補者調整は進んだものの、情勢調査では、民主党は公示前勢力の62議席から増える見込みだが、目標とする100議席には遠く及ばない。

 党幹部は「なかなか厳しい…」と眉をひそめた。これが現実のものとなれば、選挙後に党内から海江田氏の辞任論が起きる公算が大きい。それどころか、海江田氏の当選も決して楽観できそうにないのだ。