「御朱印ガール」が増殖中 パワーもらえる…

 縁結びで有名な島根県出雲市の出雲大社でも、やはり御朱印ガールの姿が。同社によると以前から御朱印を求める若い女性はいたが、ここ数年のパワースポットブームや昨年の大遷宮でかなり増えており、ときには御朱印を授かる行列ができることもあるという。

 ◆かわいく華やか

 御朱印ブームにともない、御朱印帳も様変わりしている。

 伊勢神宮の鳥居前町、おかげ横丁内にある土産物店「神路屋(かみじや)」。手まりや花柄などの古典柄から、富士山や水玉模様など、華やかな御朱印帳約150種が並んでいる。おかげ横丁広報の三田絢子さんは「現在は店でも一番目立つところに置いています。かわいい、といって手に取られる方が多いですね」と話す。

 和文具店「東京鳩居堂」(東京都中央区)では、「集印帖」の名で販売している。越前和紙などを使った和柄が人気が高い。職人の手作りなので、数を確保することが難しく、「最近は売り切れてしまうこともよくあります」と同店。

 インターネット上にも御朱印帳専門サイトが登場。専門店「ホリーホック」では縁起物、動物柄、フルーツ柄など、約180種類を扱っている。サイトを運営する「チップスリーズ」(三重県松阪市)の新井麻由美さんによると顧客の中心は30~40代。だが昨年ぐらいからは、20代の若い女性からの注文も増えているという。

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