衝撃事件の核心

「免許は欲しい。でも面倒」教習所卒業証を偽造して逮捕された21歳看護助手の大胆

 不適切な点はまだあった。教習所の角印が押されるべき場所には「所長でもない別の人物の名字の印鑑が押されていた」(同課)。また、技能検定員は手書きで自分の氏名を書くが、パソコンで印字されていた。

 9月1日、各地の教習所でコツコツと実技、学科過程をクリアした周囲の卒業生に混じって、仮免許すら交付されていない女は偽造書類を持って免許センターに現れた。

 書類を見た受付の女性職員が、不審な点に気付いて上司に報告。ただ、試験開始までの時間が迫っていたこともあり、そのまま女は筆記試験を受験した。一般の人にとっては、この試験を通れば、いよいよ免許を取得できる最終関門だ。

 女は怪しまれながらも、何とか「受験する」という目的までは達したわけだが、その結果は「偽造していなくても不合格だった」(同課)。最も肝心な試験勉強の準備は、十分でなかったようだ。

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