行田と鴻巣市境の「堀切橋」が選奨土木遺産に 埼玉

 行田市堤根と鴻巣市袋の市境に流れる忍川下流に架かる「堀切橋」が、土木学会の平成26年度選奨土木遺産に認定された。25日に行田市役所で認定書と銘板の授与式が行われる。

 堀切橋は大正8年から昭和12年にかけて行われた元荒川の改修事業に伴って建設され、同8年に完成。コンクリート橋で、親柱や高欄に装飾が施され、表面には幾何学模様も刻まれるなど、野外アート風な橋として高い評価を受けた。

 戦国時代、行田市にあった忍城を水攻めした石田三成が築いた県指定史跡の石田堤が近くにあり、堀切橋と合わせて貴重な景観を生み出している。「堀切」の名前は、この付近で石田堤が破堤したとされることから命名されたという。

 土木遺産は歴史的土木構造物の保存に資するため同学会が平成12年度に創設。県内では春日部市の五ケ門樋などに次いで8カ所目。

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