主張

日米豪連携 アジア安全保障の「礎」に

 アボット豪政権が関心を示す日本製の優れた潜水艦に米兵器システムを搭載できれば、3カ国協力の象徴になろう。建造のノウハウを守りつつ進めてほしい。

 オバマ政権は「リバランス」と呼ばれるアジア重視政策で、中東などから兵力を移してアジア太平洋地域でのプレゼンスを増強する一方、同盟、友好国などとの連携を拡大・強化している。

 米海兵隊の豪州駐留を開始し、撤退して20年以上後に米軍を同盟国フィリピンに回帰させた。やはり中国の激しい南シナ海進出攻勢にさらされる旧敵国ベトナムに対しても、海の安全を守る装備に限り武器禁輸を解除している。

 米国を軸に形成されつつあるこうした対中安全保障ネットワークの中心にこそ、日米豪関係は位置付けられるべきだろう。

 オバマ大統領はブリスベンの大学で講演し、「米国にリバランスを維持する耐久力があるか疑問視する向きがある…アジア太平洋における米指導力は常に私の外交の重要な焦点だ」と確約した。

 日米豪関係の深化・強化を、その試金石にしたい。

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