より楽しく湖と人間の関わり学べる施設に 琵琶湖博物館リニューアル案

 平成28年7月にリニューアルオープンする予定の県立琵琶湖博物館(草津市)の設計素案がまとまり、県が12日、県議会常任委員会で示した。「『湖と人間』の未来を考える」を基本方針にすえ、これまで同館の研究で蓄積された琵琶湖の過去や現状、未来について考える資料をふんだんに展示する方針。

 同館は、28年10月に開館20周年を迎えるのに合わせ、段階的に28、30、32年の計3回、リニューアルする計画。最初のリニューアルでは、27年秋から28年7月にかけて工事を行い、終戦直後から高度経済成長期までの琵琶湖の様子を紹介する「展示室C」や、生物展示コーナーの計3416平方メートルを改装する。

 リニューアルのメーンは、琵琶湖に生息するプランクトンがスクリーン上で観察できる「マイクロアクアリウム」。ビワマスなどが暮らす湖底の様子を再現した水槽なども設ける。展示室Cでは、写真や剥製などを交え、年代ごとの琵琶湖の様子を分かりやすく紹介する。

 残り2回で計2478平方メートルを改装。総事業費は30億円規模で、リニューアル完了後は年間60万人の入館を目指す。県環境政策課は「過去から未来にかけ、琵琶湖と人の関わりがどうあるべきなのか、より楽しく学べる施設になる」としている。