立命館大経済学部の学生グループが、山城地域の「ご当地スイーツ」の割引きなどが受けられる小冊子「京都やましろスイーツパスポート」を府山城広域振興局と共同で作成した。学生が実食した13市町村の62店の自慢のスイーツを紹介している。
作成には同学部の寺脇拓教授のゼミ生の有志学生による「寺脇部屋」のメンバー55人が参加。寺脇部屋の学生らは昨年度、宇治市の19店を紹介する「宇治茶スイーツ店マップ」を作成しており、その実績に、昨年度スイーツパスポートを作っていた振興局が呼びかけてコラボが実現。より充実したパスポートに仕上げた。
A5判オールカラー48ページで、2万部を作成。各店の看板商品のスイーツを学生が食べ歩いて紹介文を書き、商品の写真なども自分たちで撮影している。代表の3年生、谷脇真行さん(21)らは「お店と商品の魅力をどうしたらうまく伝えられるか、試行錯誤でしたが、多くの方に手に取ってもらい、お店に行っていただければ」と話していた。
パスポートの有効期限は、来年9月30日まで。掲載店や京都総合観光案内所などで配布するが、「京都やましろ観光」のウエブサイトからパスポートをプリントアウトしたものを持参したり、携帯電話で同サイトの画面を提示しても利用できる。