「被害百億円以上」高金利うたい詐欺 兵庫県警が捜査

 兵庫県西部に住む50代の女に「裏口座に預ければ高金利が得られる」と投資話を持ちかけられ、現金をだまし取られたとする被害相談が、県内の弁護士に複数寄せられていることが7日、分かった。女は少なくとも150人以上から約30億円以上集めたといい、被害者の代理人を務める弁護士は「被害総額は全体で百億円以上に上る可能性もある」と指摘している。

 出資者の一部が被害届を提出しており、兵庫県警が詐欺事件として捜査する。

 代理人の三浦栄一郎弁護士によると、県内の60代の女性は平成20年、女から「大手銀行に裏口座がある。預金すれば高金利がつきもうかる」と誘われ、複数回に分けて計3千万円以上を渡した。月1・5%の配当を受けていたが、23年には「東日本大震災の影響」などと説明し、徐々に利息を下げ、配当の支払いがなくなったという。

 女は同県加西市内で会社を経営。「自分は地主の娘」「銀行の設立に関わった人の子孫」などと語り、出資者にさらに知人を勧誘させ、「毎週5千万円」などと集金ノルマも課していたという。

 被害者の中には金融機関から数千万円の借り入れをして投資した人もおり、最大で8千万円を出資した人もいたという。

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