スキャナーで税務署収受印読込 確定申告書偽造で融資金詐取容疑 ラーメン店運営会社会長逮捕 神戸地検

 兵庫県姫路市のラーメン店運営会社社長ら2人が、融資名目で銀行から現金をだまし取った詐欺事件で、神戸地検特別刑事部は4日、新たに偽造有印公文書行使と詐欺容疑で、同社会長、山村浩容疑者(53)=同市=を逮捕したと発表した。

 地検は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は社長らと共謀し、平成25年9月、偽造した確定申告書や決算報告書の写しを県信用保証協会姫路支所に送付し、融資金を返済ができるとする保証を得た上で、姫路市内の銀行から融資名目で約1765万円を詐取したとされる。

 地検によると、山村容疑者らは別の確定申告書をスキャナーで読み込むなどして入手した税務署の収受印を使って、確定申告書を偽造していたという。

会員限定記事会員サービス詳細