晩秋に「鼕(どう)」響く 松江の商店街、伝統行事継承へ

 江戸時代から続く松江市の伝統行事「鼕(どう)行列」を継承しようと、同市の末次町えびす商店街で3日、「末次町えびす鼕まつり」が初めて開かれた。鼕と呼ばれる大太鼓が豪快な音をとどろかせ、商店街は祭りムード一色に染まった。

 鼕行列は近年、10月の第3日曜日に実施。同市末次町会は「伝統を残したい」と、もともと行われていた11月3日にこだわり、独自に「ミニ鼕行列」を毎年開いてきた。今年度は全国商店街振興組合連合会の助成を受け、規模を拡大したという。

 この日は町内外の5台の鼕台が商店街に集結。横笛の澄んだ音色とともに「ド、ドーン」と豪快な鼕の音がこだました。沿道には大勢の家族連れらが詰めかけ、豪快なバチさばきに見入っていた。

 鼕を実際にたたく体験も行われ、町内会のメンバーの指導を受けながら子供たちが次々に挑戦。市立古志原小学校2年、増田滉大君(7)は「鼕をたたくのは初めて。難しかったけど楽しかった」とにっこり。

 主催した末次町えびす商店会の山本陽一郎会長(73)は「大人も子供も一緒に集まって伝統を体験することが大切。イベントを商店街の活性化と鼕行列の継承につなげたい」と話した。

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