名言か迷言か

辞める気もないのに望月環境相はなぜ真夜中に記者会見したのか?

 「また閣僚が辞任するのか。もう3人目だぞ…」

 10月27日深夜、「28日午前0時から望月義夫環境相が環境省で緊急の記者会見を開く」との連絡が飛び込んできた。「『政治とカネ』の問題」との情報が一斉に永田町を駆けめぐり、各社の政治部や社会部は一時、騒然となった。記者も急いだ。

 28日午前0時。記者会見室に現れた望月氏は「このような時間に申し訳ない」とおわびし、あらかじめ用意した紙を一方的に読み上げた。

 地元静岡の事務所が平成20年と21年に開催した「賀詞交歓会」をめぐり、望月氏は後援会の政治資金収支報告書に、本来であれば別の会費や会合費などとして記載すべき計約660万円を記載していなかった。

 その一方で、地元の有志で開いた賀詞交換会の経費として記載していた。これは、収支報告書には記載する必要がないものだった。

 環境省によると、真夜中に記者会見するのは前代未聞だった。しかも、会見の内容は環境行政とは無縁の、望月氏の議員活動の問題に終始していた。さらに「環境省は問題が山積している。問題の解決に向けて一生懸命頑張りたい」と環境相辞任をきっぱりと否定。それだけに、記者会見に付き合わされた環境省幹部もどこか浮かない表情をみせていた。

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