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挿絵で振り返る『アキとカズ』

(30)韓国には「法」も「誠」も昔から通じない

 日本側の首席代表だった外務省参与の久保田貫一郎は、この協議で、これまた至極真っ当な発言を行っている。私見と断った上でこう述べた。「もし日本が当時、韓国に進出しなかったとすれば、韓国は中国、もしくはロシアによって占領されていたに違いない。そして日本による占領よりもはるかに惨めな経験をしただろう」と。

 ところが、韓国側はこれを「妄言」として、猛反発。日韓の協議は4年間中断する。さらには、韓国が一方的に設定した「李承晩ライン」内で拿捕(だほ)・抑留した日本の漁民の解放をタテにとった露骨な人質外交で揺さぶったり、在日朝鮮人の北朝鮮への帰国事業に反発し、協議は紛糾、中断を繰り返した。

 結局、日本は対韓請求権の放棄を余儀なくされ、計8億ドルのカネ(無償・有償供与、民間借款など)を韓国に、経済協力金などの名目で支払うことで決着する。韓国が不法占拠している日本の領土「竹島」問題も先送りされてしまう。

 その後も、日本は韓国に対し、巨額のODA(政府開発援助)や円借款を行い続けた。だが、韓国は「反日」を振りかざし、司法は、日韓基本条約で解決済みの対日請求権の問題を「個人補償は別だ」などとして、理不尽極まりない判決を出している。

 つまり、いくら日本が謝罪を続けても、カネを支払っても、国際法や国際常識をタテに真っ当な主張を行ってもムダということだろう。これでは「韓国とはもう距離を置いた方がいい」という、あきらめの声が日本人から出てきても仕方がない。

(『アキとカズ』作者、喜多由浩)