単刀直言

「消費税再増税は迷惑、1年半先送りを」自民党・山本幸三「アベノミクスを成功させる会」会長

インタビューに答える自民党の山本幸三衆院議員=24日午前、衆院第2議員会館(酒巻俊介撮影)
インタビューに答える自民党の山本幸三衆院議員=24日午前、衆院第2議員会館(酒巻俊介撮影)

私にはアベノミクスの原案作りに携わった者としての自負があります。議員連盟「アベノミクスを成功させる会」の前身は、アベノミクスの元となる議論をしてきた「デフレ・円高解消を確実にする会」です。

何としてもアベノミクスを成功させなければいけない。経済を失速させるわけにはいかない。そう思い、22日に活動を再開しました。名称変更は意図を分かりやすくするためです。

非常に大きな反響がありましたね。出席者は議員本人が45人、代理が37人で80人を超えました。会合後も「頑張ってくれ」「自分も同じ考えだから行きたかった」などと声をかけてくれた人が結構いましたよ。

当選1回生が多かったのは、次の国政選挙で(消費税増税が)大きな問題になるので一番敏感なのだと思います。中堅以上の出席者は少なかったですが、選挙地盤が固まっている人が多いですし、それぞれにお立場もあるのかなと感じていますけどね。

消費税率を10%に引き上げるのは、予定(来年10月)より約1年半先送りした方がいい。そう思い始めたのは、8月末頃に7、8月の(経済指標の)数字を見てからです。それで考えを百八十度転換しました。

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