「新銚子セレクト市場」12月オープン 商店街活性化の起爆剤に 千葉

 平成17年に閉店した百貨店「十字屋銚子店」(銚子市双葉町)の跡地に、地元の人が厳選した土産品や農水産物などを販売する商業施設「新銚子セレクト市場」が12月19日、オープンする。跡地の利用については何度も計画が頓挫した経緯がある。中心市街地に9年間も放置されてきた場所での開業は、商店街活性化へのチャンスとして期待が高まっている。

 同施設は、JR銚子駅前にある既存の「銚子セレクト市場」を移転し、新たに飲食や物販のテナントを誘致する。運営会社のヒューマンライブ(同市、川津光雄社長)によると、延べ床面積は2・5倍の約900平方メートルに拡大。48台分の駐車場やイベントスペースも備え、「地域情報の発信や人の交流、道の駅機能を合わせた施設を目指す」としている。

 約3千平方メートルの敷地には、昭和の町をイメージした黒壁のレトロな雰囲気の木造平屋が5棟並ぶ。百貨店の閉店後、跡地を購入した別会社が商業施設「てうし横丁」として平成23年に建設したが、テナントが集まらず開業延期を繰り返し、一昨年10月に全面撤退を表明。その後も施設の活用方法を見いだせず、建物も野ざらしになっていた。

 今年3月、保有会社から施設が2、3カ月後に解体される予定だと聞いた川津社長が、同社から施設を賃借して新しいセレクト市場にすることを決めた。9月には経済産業省が今年度始めた地域商業自立促進事業に採択され、補助金を改装費用などに充てる。

 現在、内装工事などが進んでいる新しい施設は、5棟18区画に屋台村やフードコート、銚子漁港で水揚げされる鮮魚や干物の販売などのテナントが入る予定。年商は現在の2倍を見込んでいる。同社は「市民や観光客のニーズに応え、リピーターや銚子ファンを生み出すための楽しい施設にしたい」としている。

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