999始発駅アピール 松本さん迎え「出発式」 愛媛・大洲市新谷

 夜空を駆け抜ける「銀河鉄道999(スリーナイン)」の始発駅として愛媛県大洲市新谷を全国に発信しようと、同市立新谷小学校で、同作品を描いた漫画家の松本零士さん(76)を迎え、「出発式」のイベントが開かれた。

 主催は昨年から活動を始めた「新谷一万石まちおこしの会」(大塚弘一会長)。「999」は謎の美女メーテルとともに銀河鉄道999号に乗って旅をする主人公・鉄郎の姿を描いた作品で、作品をまちおこしに生かそうと初めて「出発式」を開催した。

 松本さんは戦時中、同市新谷へ疎開。幼少期に見た沿線を走る蒸気機関車の記憶が「999」の誕生に影響を与えたといい、「ここは世界一美しい所で理想郷。ここに帰ると元気になる」と思い出を語った。

 松本さんが約2年間通った同小前の路上に、機関車を模した長テーブルが55台、99・9メートルの長さに並べられ、その場で食事会。松本さんの「出発進行」の合図で、新谷(にいや)にちなんで県内外から参加した218人が「メーテルカレー」を味わった。地元の女子高生がメーテルに扮して料理を運び、会場を盛り上げた。

 大塚会長は「作品誕生の地『新谷』を始発駅として知名度アップにつなげたい」と力を込めた。

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