小渕経産相辞意固める 首相、21日までに後任人事

小渕経産相辞意固める 首相、21日までに後任人事
小渕経産相辞意固める 首相、21日までに後任人事
その他の写真を見る (1/3枚)

 小渕優子経済産業相は18日、自らが関係する政治団体で支持者向けに行った観劇会の収支が食い違っている問題などの責任を取り、辞任する意向を固めた。安倍晋三首相も小渕氏の辞任を受け入れる方針で、後任を21日までに決めるため人選に着手した。任期途中の辞任となれば、平成24年12月に発足した第2次安倍政権では初めて。9月の内閣改造からわずか1カ月半での辞任劇となる。

 小渕氏は、20日の衆院地方創生特別委員会で政治団体の収支に関する調査結果を報告した後、首相に辞表を提出する方針だ。これに対し官邸サイドは、特別委での報告を待たず、19日中に首相に調査結果を報告させ、辞表を受理する段取りも検討している。

 小渕氏は18日午後、経産省に入り、記者団に「今やらなければならないことは政治資金に関する問題のために、しっかり調査をすることだ」と述べた。進退については明言しなかった。

 小渕氏はこの日、三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で開かれた三菱航空機の国産初の小型ジェット旅客機の機体完成記念式典に出席する予定だったが、「現地での混乱を避けるため」(経産省)として急遽(きゅうきょ)取りやめた。

 小渕氏の政治資金をめぐり、同氏の後援会など2つの政治団体は22、23年分の政治資金収支報告書で、支持者向けの観劇会の収入を計742万円、支出を計3384万円と記載、収支で2642万円の差額が生じていた。支持者への格安の観劇なら、公職選挙法が禁じる有権者への利益供与に抵触する可能性がある。

会員限定記事会員サービス詳細