元本社の取材飛行機 「銀河号」間近で見てね 南あわじ・井本産業が展示

 南あわじ市中条中筋の展示会場エアロスペースで、ガス・住宅設備機器販売の井本産業が17日から「第30回お客様感謝まつり」を開催し、この会場でかつて産経新聞の取材機として活躍した飛行機「ビーチクラフトD-50銀河号」が展示されている。30年にわたって飾られている機体を、間近で見学できるように初めて足場が設置された。19日まで。

 銀河号は昭和31年、米国製。昭和60年に井本産業の井本丞(すすむ)会長(82)が展示会場の目玉として、淡路島の子供たちに飛行機を見せてやりたいと大阪・八尾空港で購入。エアロスペースで展示していたところ、偶然通りかかった元産経新聞関係者が平成15年、機体番号などから「銀河号」と気付き、元パイロットに連絡をとった。

 昭和30年代に操縦桿(かん)を握っていたのが洲本市出身で元産経新聞大阪本社航空部の故・菅(かん)正さん。

 井本さんを訪ね、約40年ぶりに愛機と対面を果たした菅さんは感激していたという。淡路島出身者が乗っていた飛行機が、退役後に淡路島で展示される不思議な縁だった。銀河号から撮影した淡路島の航空写真なども菅さんから提供され、今回の会場に掲示されている。

 物産店や住宅機器の展示などが行われる同社の「感謝まつり」も今年で30回目。銀河号は鉄製フレームで上空に固定され、普段は下から見上げるしかないが、今回は間近で見学できるように初めて足場を設置した。

 井本好則社長(57)は「展示を始めて30年の節目ということで、塗装も直して足場を組んで改めてクローズアップした。子供用のパイロットの制服も用意したので、記念撮影など楽しんでほしい」と話している。

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