小渕氏疑惑、安倍政権を揺るがしかねず 女性政策に影響も

 小渕氏は将来の首相候補とされ、第2次安倍改造内閣の目玉人事だった。父・小渕恵三元首相が平成12年の主要国首脳会議(サミット)の開催地に決めた沖縄県の知事選が30日に告示され、来年春は統一地方選がある。自民党には「選挙の看板娘」の役回りを期待する声もあった。

 政府高官は「ちゃんと調べることが大事だ」とし、当面は静観する構えだ。しかし、疑惑を長く引きずれば、首相の政権運営に影響を与えるのは必至。第1次安倍内閣では、同様の疑惑で閣僚の辞任が相次いだ苦い経験もある。

 石破茂地方創生担当相は16日、所属する無派閥連絡会の会合で「世論が納得する対応をとらないと、かつての自民党みたいになる」と述べ、小渕氏が説明責任を果たすよう促した。菅(すが)義偉(よしひで)官房長官も16日の記者会見で「調査にそれほど長く時間がかかることはないだろう」と述べ、小渕氏による調査が早急に行われるとの見通しを示した。

 小渕氏にとどまらず、今国会では松島みどり法相のうちわ配布や江渡(えと)聡徳(あきのり)防衛相の政治資金問題などが野党の標的となっている。

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