リケメン記者の落書き帳

男も産める? スウェーデンで子宮移植出産の衝撃

 移植は、臓器移植法に従う必要がある。提供の意思を生前に表明するドナーカードには、「心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓(すいぞう)、小腸、眼球」が選べるようになっているが、子宮の項目は今のところない。スウェーデンの子宮移植の例の多くは、子宮をもたない娘に母親が生体提供しているとみられるが、日本では子宮移植の是非について移植学会などで生命倫理などの観点からの議論と同意が必要だ。

 ちなみに、子宮が正常にコントロールできるようになっても、愛する男性と自分(男性)の双方の遺伝子を受け継ぐ受精卵を作れるのかの問題も残っている。これに関しては、男性からできる配偶子にもX染色体を持つ配偶子があるので、「いつ頃できるかは分からないが、核移植などの技術で、できる気がする」(医学研究者)そうだ。

 米連邦最高裁判所は今月6日、5つの州にあった同性婚を禁ずる規定について各州による上告を退け、「違憲」が確定。次々に同性婚合法化が進んでいる。スウェーデンや米国は確かに「性の先進国」として法制度などが他国よりも先にあるが、生殖医学技術の進み具合と決してかけ離れているわけではない。(原田成樹)

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